どうも、きゃわです。
歌のトレーニングを独学で続けて10年以上になります。
今回は歌う時に棒読みになってしまう問題です。歌っている時に、棒読みに聞こえてしまうと相手に上手く伝わりません。できることならば、感情豊かな歌を伝えたいものです。
私が長年ボイストレーニングをしてきて、分かったことを中心にまとめていきます。
歌詞の意味を理解する
相手に自分の歌を伝えるためには、歌詞の意味を理解しなくてはなりません。歌詞の意味を理解する方法として、音読をおすすめします。歌詞を眺めるだけでも良いのですが、音読するとより一層歌詞が頭に残ります。
また、音読する時に歌詞の意味を理解しながら感情を込めるようにしましょう。
音読する時に、感情豊かに歌詞が読めると、歌う時も感情が込めやすくなります。
歌へ感情を込める方法として、関連記事を置いておきます。
「歌に感情がない時に確認すべき4つの項目」
棒読みになってしまう原因として考えられるのは、言葉として発音していないからです。
普段話すときには、楽しく談笑したり、時には怒りながら話したりしています。
ですが、いざ歌うとなると音程やリズムに気を取られて、単純な言葉の繋がりが薄れてしまうのです。
例えば、「あなたにありがとうと言いたい」という歌詞があったとします。
音節の区切り方としては、「あなたに/ありがとうと/言いたい」となります。
ですが、歌っていると「あなた/にありがとうと言い/たい」のように、なってしまう時があります。
間違った音節の区切り方をすると、上手く歌詞が伝わらず、棒読み感が出てしまいます。
歌は音程をなぞって歌詞を読めば良い訳ではありません
また間違った歌い方として、音程をただなぞって言葉を読むみたいな歌い方はNGです。
普段私達が話している時にもアクセントをつけて話していますよね。例えば「君」という歌詞があったら「き↑み↓」とアクセントをつけると思うのですが、それは歌う時も同じなのです。
ただ音程をなぞっているとアクセントが適当になってしまい、言葉として上手く伝わらなく棒読みになってしまうことがあります。
言葉を意識しつつ歌うことが大切です。
息の量を一定に保ちながら歌う
棒読みになってしまうもう一つの原因としては、息の量がバラバラなことが挙げられます。
息の量がバラバラとはどういうことかというと、歌っている時に、不自然に音量が大きくなる箇所があったり、逆に疲れてしまい小さくなったりすることです。
息の量が不安定だと、一気に棒読み感が増します。
なぜかというと、一音一音息を吐いて発声しているからです。
例えば、「ありがとう」というフレーズを歌うとします。
不安定な息の量だと、「あ・り・が・と・う」というように、一音一音発声しているのです。
これでは、言葉の流れとしてとても不自然になってしまいます。
ですが息の量を安定させることで、一息で「ありがとう」と発声すれば、言葉の流れが自然になります。
息の量を一定に保つポイントは、息に言葉をのせるイメージで歌うことです。「ハァー」と息を一定に吐きながら、言葉を発してみましょう。
最初は難しいかもしれませんが、上記の2つをマスターすれば、自然な歌になるはずです。