どうも、きゃわです。
先日「SESバックレようとしたら失敗したんですけど【契約期間とか知らん】」という記事を書きましたが、上記の経験から絶対に新卒の方にSESはおすすめできないなぁと思いました。
客先に1人で行かされる場合もある
SESは派遣とは異なります。
客先で1人で作業するのは本当はダメです。なぜかというとSESの場合、客先ではなく自分の会社の指示に従って作業を行わなければならないからです。
客先で1人だけだと誰からも指示を受けられないですよね。
ですが実際には1人で行かされる場合もあります。
私は今現在1人で客先に行き作業していますが、1人では分からないことがあってもなかなか相談し辛い等の理由で今の現場は今月末で退場する予定です。
私は社会人6年目なので何とか1人の状況でも会社にアラームを上げて現場を抜ける準備をしてもらいましたが、新卒の方だと変な責任感みたいなものを感じて、無理して頑張ってしまう人もいるのではないでしょうか。
私の持論ですと無理して頑張る必要はないです。
世の中には「仕事は頑張らなくてはいけない」という考え方の人も多数いると思いますが、仕事は自分の体や心を壊してまで頑張るものではないです。
私が上記の考えに至ったのには理由ありまして、私自身新卒でブラックなSE業界に入ってしまい、そこで無理して続けたことで精神的に参ってしまった経験があるからです。
その時の話に興味があれば「新卒で適応障害になり退職して転職できた話」をどうぞ。
客先で上手く調整できるのなら良いが、自信がないならSESはおすすめしない
新卒でも客先で上手くやっていける自信があるのであればSES企業に入っても大丈夫だと思います。
というのもエンジニアというと技術力が最重要と思われがちですが、実はそんなことはなくて、一番大事なのは調整力です。
開発業務で他のチームに聞かなければいけない事ができた、保守業務で障害が出たけどエラー内容が良く分からない等といった時に、その業務を良く知っている人に聞きにいかなければならないんですよね。
完璧にエラーの内容が理解できていれば良いのですが、自分でも良く分からないエラーの内容を普段あまり話したことのない人に皆さんは聞きに行けますか?
ここで何も躊躇することなく聞きに行ける人は多分どの現場でもやっていけます。もし少しでも躊躇ってしまう人や聞き辛いなと思う人は、新卒でSES企業に入るのは止めた方が良いと思います。
そもそも客先常駐のエンジニアはきつい
SESではないにしても大規模プロジェクトで客先常駐はよくある事です。
自分と同じ会社の人とチームで客先常駐することになったとしても、やはりお客さんの下で仕事をするのは精神的に良い気持ちにはなりません。
私が2年くらい客先常駐を経験して感じたきついところを下記に挙げてみます。
- 下手に愚痴れない
- 自宅から現場までが遠い
- お客さんから無理な要望が出ても断り辛い
ざっと挙げてみましたが、自分では対処のしようがないものばかりです。
客先常駐という業務スタイルですとお客さんに全て合わせる必要があるので、自宅から現場まで1時間半以上かかるのはIT業界では良くあることです。
通勤するだけで消耗するのですが、現場に行っても近くにお客さんがいて下手の事は話せませんし、近くにお客さんがいなかったとしても、周りの人がどういう会社の人なのか分からないので下手な事は話せません。
またお客さんから直接無理な要望が出たときにとても断り辛いです。メールや電話であれば「少し上の者に確認します」等と言って対策を練れますが、直接言われるとついついその場で結論を出さなきゃいけないという気持ちになってしまいます。
新卒でいきなりお客さんと交渉する事はないと思いますが、ある程度業務を受け持つようになると自分一人で対応しなければならなくなるので、その辺は覚悟しておいた方が良いです。
エンジニアはコミュニケーション能力が求められる
エンジニアというと技術力が高い人材が多いと思われがちですが、実際エンジニアですごいと言われる人は「コミュニケーション能力+技術力」を持ち合わせています。
私はエンジニアの経験は2年しかありませんが、大体3年くらいで1人前のエンジニアになれると良く言われています。
ただ初めの内は技術力を向上して自分のできることを増やしていくのが重要なのですが、ある程度技術力を得たら次に必要なのはお客さんとの調整力です。
お客さんとの調整力は初めから備わっている人もいれば、全然できない人もいます。
お客さんとの調整力とは要するにコミュニケーション能力の事なのですが、普段あまり人と話さない人やそもそも人と関わるのが嫌いな人は調整力が皆無です。
上記はぶっちゃけ性格の問題でして時間をかけても治らない事もあります。
私自身人と関わるのがあまり好きではないので、お客さんとのコミュニケーションは億劫で仕方がありませんでした。
私の場合自分の性格を治す気がないので、お客さんとのコミュニケーションが全く取れませんでした。(今となっては今月で会社を辞めるので何とも思っていませんが)
ですがIT業界で活躍したいのであれば自分の性格を捻じ曲げてでもコミュニケーション能力を高める必要があります。
PCカタカタ打ってりゃいいってわけではない
未経験でエンジニアになろうとすると何となく一日中PCをいじっているように想像してしまいます。一日中PCを操作しているのは間違いではないのですが、実際は打ち合わせが度々あったり、メールでやり取りする必要があったりと人と関わるのが想像以上に多いです。
人と話すのが苦手だからエンジニアになろうとしているのであれば、絶対に辞めた方が良いです。
こういった記事を書いても自分は大丈夫だろうと思ってエンジニアになる人もいるのですが、大抵半年くらいでいなくなっています。私もその一人ですが。
コミュニケーション能力がないとマジで積みます
エンジニアに限ったことではありませんが、会社という組織に属する以上一定のコミュニケーション能力は必要となってきます。
ただエンジニアの場合はお客さんとのやり取りを自分でしなければならないので、そういったやり取りが億劫だと感じる人はおすすめしません。
もちろん業種によっては必要最低限のコミュニケーションで済む仕事もあります。
私は新卒でSEから警備員になったのですが、警備員は基本一人ですし業務は覚えれば他の人に聞く必要のない事ばかりでしたので、割とストレスなく働くことが出来ました。(とはいっても私は会社員が合わないようで3年くらいで辞めてしまいましたが)
私の場合普通に人と話すだけでも嫌気がさすくらい人と関わるのが嫌いです。
そのくらい人と関わるのが嫌いな人間が書いた記事だと思ってください。なので私と似たような境遇の人はこの記事を参考にしてもらって構わないですが、普通にコミュニケーションが人と取れるのでしたらあまり参考にはならないと思います。