ワンオク(ONE OK ROCK)の曲をカラオケで歌いたいけど、なかなか歌うのが難しい曲ばかりです。高音連発だったり、英語のパートが上手く発音できなかったり、素人が歌うには難易度が高いです。
ですが、ワンオクの曲を歌えれば、カラオケではヒ―ロ―になれるでしょう。
少し意識を変えるだけで、声は出しやすくなりますので、これから紹介するコツを試してみてください。
コツを教えるので、軽く自己紹介をしておきます。自分でいうのも恥ずかしいですが、かなりのボイトレオタクです。ボイトレを、10年以上行っています。
歌にはかなり自信があります。
もし私の歌の実力が聴きたければ、YouTubeに投稿していますので、こちらからご覧ください。
英語パートの攻略法
まずは、英語パートの攻略です。
ワンオクの楽曲では、必ずと言っていいほど英語のパートがあります。むしろ、英語の方が、日本語より多い時もありますよね。
そもそも、英語の歌詞が上手く歌えないのは、なぜでしょうか?
我々日本人の母国語ではないということも、理由の一つです。もう一つの理由は、英語をカタカナ読みしていることです。
カタカナ読みについて、説明します。
例えば、リンゴは英語で「Apple」と言います。日本人の多くは、カタカナ読みで読んでしまうため、「アップル」と、発音してしまいます。
英語とカタカナ読みの発音の違い
そもそも「Apple」は、「アップル」と発音しません。
「Apple」は「æpl」が、正式な発音です。
最初の「æ」は、「ア」と「エ」の中間の発音をします。
その後、「p」は唇から空気を吐き出すようにして発音し、「l」で舌を口の上の方にくっつけると、「æpl」と発音できます。
補足ですが、「p」は「プ」ではないですし、「l」も「ル」とは、発音しませんので注意してください。
あくまでも、「p」と「l」は子音なので、「pu(プ)」「lu(ル)」とは、発音しません。
合わせて読みたいここでは、子音と母音については、深堀しません。
ですが、もっと深く知りたい方は、過去に詳しく書いた記事がありますので、そちらを参考にしてください。
参考:歌がうまく聞こえないのは発声よりも発音の問題!?
上記の通り、子音と母音を分けて考えることが重要です。
つまり、英単語の正しい発音を身につけることです。
でも、それは面倒ですよね。気持ちは分かります。英語を見るだけで、頭が痛くなる人もいますよね。
そんな方は、それっぽく歌える方法がありますので、そちらを紹介します。
それは、歌い方を真似することです。
Taka(ボーカル)の歌い方を、そっくり真似てやるのです。その時に、なるべくカタカナ英語にならないようにするのが重要です。ネイティブっぽく発音します。
そうすると、上手くリズムに乗れてフレーズを歌えると思います。
もちろん、英語の発音を覚えてしまう方が、楽なのですが、それができない方は、発音を真似するようにしましょう。
英語のパートをうまく歌えない原因は、子音と母音をうまく分けられないため、間違った読み方をしているためです。
しっかりと発音することで、上手く歌えるようになります。
日本語も子音と母音を分けている
Takaの歌を聞いていると日本語の歌詞でも同じ日本人と思えないような発音に聞こえませんか?
何か英語っぽく聴こえるというか外国人が話す日本語みたいに聞こえますよね。
これは子音と母音を分けて発音しているんですよね。
例えば「かきくけこ」を「KAKIKUKEKO」と発音しているのです。イメージしづらいかもしれませんが、日本語だと「かきくけこ」の5音なのですが子音と母音をはっきり分けると「KAKIKUKEKO」の10音になるのです。
少し脱線しますが滑舌が悪い人って子音と母音が上手く分けて発音できていないことが多いので、子音と母音をはっきり分けてやると言葉として伝わりやすくなるのです。
そしてTakaは確実に子音と母音をはっきりと分けて発音していますね。というか英語を話す延長で日本語を話している感覚ですかね。いちいち日本語と英語で話し方を変えるのが面倒なので、全て英語の発音で日本語もアプローチしているのかもしれません。
高い音は上で響かせる
ワンオクを歌う時に最もつらいのは、高音です。
一応高い声の出し方のアドバイスはしますが、注意していただきたいのは、人によって出せる音域は違います。
人によっては、絶対に出せない音域というのもあります。
高い声を出したい気持ちは分かりますが、決して無理はしないようにしましょう。無理に高い声を出すと、のどを痛める原因にもなります。
それでは本題に入りましょう。
とはいっても、タイトルに書いてある通りです。
「高い音は上で響かせる」です。
これだけでは抽象的すぎるので、説明していきます。
音程によって、声には、当てる場所というのがあります。少しまとめてみましょう。
- 低音:胸
- 中音:鼻
- 高音:頭
簡単にまとめると、上記のようになります。
今回は高音の場合なので、頭に声を響かせると、良いということです。
高音を出すときというのは、声帯は長く薄くなります。
声自体も細くなるということです。
少し補足しておくと、高音を出すときは、誰しも細い声になります。プロの高音が、厚く聴こえるのはしっかりとした、ボイストレーニングを行っているからです。
この時、高音を無理やり出そうとして、多量の息を吐き出すのは絶対にNGです。
基本的に声を出すときは、低音~高音まで、息を同じ量に保つことが重要と言われています。
無理に高音を出そうとすると、声帯に負荷がかかり、せっかく長く薄く伸びていたのが崩れてしまいます。
声帯に負荷がかかると、声が出しにくかったり、裏返りが起きたりします。
要約すると、高音を出すときは、普段通りの息の量で、響きを上の方に持っていてやると、高音が出やすくなります。
鼻にかけると上手く聞こえる
最後は、コツというかワンオクらしく見せるコツです。
先ほど響きの話をしましたが、ボーカルのTakaは鼻に強く響きを持っていきます。
これはボーカルの癖というか、声の響かせ方なので、好き嫌いはあると思います。
ですが、鼻に響きを持って行った方が、確実にワンオクらしさを出すことができます。
よりワンオクらしさを出したければ、鼻に響きを持ってくるようにしましょう。
声の響きを鼻に持ってくる方法は、非常に簡単です。
まずは、鼻声を出してみましょう。鼻が詰まった時のような声の出し方です。
鼻声だけだと、声が詰まったように聞こえるので、声を出すときに、鼻からも息を出すようにしてみましょう。たったこれだけで、声の響きを、鼻に集めることができます。
この時、必ず鼻から息を通すようにしてください。
鼻から息を通さないと、ただの鼻の詰まった人になってしまいますので、ご注意ください。
まとめ
いかがでしたか。
今説明したことを試せば、少しはワンオクに近づけたのではないでしょうか?
ここで紹介したのは、あくまでコツです。
本当に歌が上手くなりたいのであれば、しっかりとしたボイストレーニングが必要です。
当サイトでは、定期的にボイストレーニングの情報を発信していますので、ぜひほかの記事もご覧になってください。
それではまた。