歌っている時に、上手く息継ぎが出来ずに、息が続かない経験はありませんか?
そもそも曲自体が難しい場合もありますが、人が歌っている音楽であれば、ほとんどの曲は息切れせずに歌うことができます。
それではどうして息が続かなくなってしまうのでしょうか?
息切れの原因は曲を聴きこんでいないから
息切れの一番の原因は、曲の聴き込みが甘いことです。
曲の聴き込みが甘いとはどういうことかというと、音程やリズムばかりに気を取られて、歌手がどこで息継ぎをしているかを聞き取れていないということです。
歌を覚えるときには、音程やリズムに意識が向きがちです。
それは間違いではありません。
ですが曲を覚えるときは、音程の取り方やリズムの溜め方から息継ぎのタイミングまで、全神経を耳に集中させましょう。
一番効果的な練習方法は、CD音源を聞きながら歌うことです。
歌う時に歌手の物真似をしながら歌うと良いです。
完コピすることで、その曲の音程やリズム、息継ぎのタイミングなど全てを網羅できるからです。
肺活量はあまり問題ではない
極端に肺活量が少ない人でなければ、息切れの原因として、肺活量は問題にならないでしょう。
歌う時に肺活量を意識する場面としては、抑揚をつけるときです。
抑揚をつけるときに、肺活量が少ないと、強弱の少ない歌になってしまいます。
息の量は一定の保つようにする
肺活量はあまり問題にはなりませんが、ロングトーンで声を伸ばすときには、やはり肺活量が多い方が有利です。
肺活量が多いに越したことはありませんが、ロングトーン時に、息の量を一定に保つことで、息を長く保つことができます。
肺活量に自信のない人は、息の量を一定に保つことを意識してみましょう。
歌へのアプローチを少し変えることで、今まで歌えなかった歌が歌えるようになるのです。
良く曲を聴きこんで、自分の歌として歌えるようにしましょう。