どうも、きゃわです。
私は歌うのが好きなので独学でボイストレーニングを10年以上やってきました。
私自身何とか特徴のない自分の声を何とかしたくて、声を前に出す方法を調べたり声を鼻にかけまくってむりやりそれっぽい声を出したりしていました。
今になって思うのは上記のような方法はあまり効果がなかったと思っています。
結論から言うと、ぶっちゃけ正しい発声で歌うだけで勝手に声は前に出るということです。ただこれだけでは漠然としすぎているので、少し深堀していこうと思います。
声を前に出そうとしてもおそらく前に出ないと思う件
まず声を前に出すのって声量を大きくすればいい訳ではないんですよね。一度でもマイクを通して自分の声を聞いたことがある人ならわかると思いますが、思った以上に自分の声って前に出てこないことが多いですよね。何とか声を前に出そうとして声量を大きくするのですが、声量を大きくするのと声が前に出ることは全く関係ないんです。
個人的にむりやり声を前に出そうとしてもおそらく無理です。声は前に出すものではなくて、正しい発声をした結果、前に出るものだと思うのです。
声を前に出したければ声を作るしかない
それでは正しい発声とはどういうものかというと、簡単に言うと良い声です。
良い声を作って歌えば声が前に出るようになるのです。
私の勝手な推測ですが、おそらく声が前に出なくて悩んでいる人って自分の発声が悪いとか声の響かせ方が悪いと考えて、ネットや書籍などで紹介されている正しい発声法を練習しているのではないでしょうか。
別にネットや書籍の発声法が間違っているとは思いませんが、正しい発声法を身につけるにはもっと簡単なやり方がありまして、それは声真似です。
歌手や声優の声がなぜマイク乗りが良く響くのかを考えたことがありますか?
それはマイク乗りの良い声で歌ったり話したりしているからです。
要するに声を作っているんですよ。であれば、私達も彼らの真似をして声を作れば良いと言う訳でして、声の作り方に関しては単純に声の良い人を真似すれば良いのです。
歌手の物真似をして歌えばとりあえず声は前に出る
声真似の仕方は「歌い方を研究することが歌うまへの近道です」とか「歌い方が定まらない人は理想の歌手を見つければ解決する話」ら辺を参考にして頂ければと思います。
読むのが面倒だったらとりあえず歌手の物真似をしてひたすら歌うとかでもぶっちゃけ良いと思います。
普段の自分の歌と物真似した自分の歌を一度録音して聞き比べて欲しいのですが、絶対に物真似した声の方がマイク乗りが良いはずです。
なぜ物真似した声の方がマイク乗りが良いのかというと、声真似をすることでマイク乗りの良い発声をしているからです。
自分に足りていない響きを理解することが大切
歌手の物真似をしていくと自分に足りていない響きを実感する事ができると思います。
例えば私の場合は割と口から上の鼻の方に響きが集中しすぎて声が薄っぺらくなっていたのですが、声真似を続けていくことで喉の方に響きを加えることを覚えて、薄っぺらい声を治すことができました。
声の響かせ方さえ習得してしまえば、ぶっちゃけどんな声でも前に出ると思います。事実私はめちゃくちゃ特徴のない声ですが、前に出るようになりましたからね。
声真似する時にはただ真似するのではなくて、自分が普段意識していない響きを使っているかどうかを考えながら練習すると良いです。
声の響かせ方は歌手が教えてくれる
声の響かせ方はみなさんが普段好き好んで聞いている歌手が教えてくれています。
何回も聞き込んでいる音源があるのであれば、とりあえずその歌手を真似してみたら良いと思います。聞き込んでいる音源であれば真似するのも楽だと思います。
声真似すると割と色々な気付きがあります。
例えば自分が声を出す時に使わない筋肉を使っていたりだとか、めちゃくちゃ鼻に響きを集めたりしていることもあるわけです。
歌手によって声の響かせ方は異なるのですが、歌手の声は絶妙なバランスで成り立っていることが多いので、一番良いお手本なのです。