警備員の年収ってとても低いイメージがあると思います。私は過去に3年間施設警備員として働いていたことがあります。意外かもしれませんが、当時の年収は400万くらいでした。
警備業界は悪い所ばかりイメージが先行してしまっているので、私の経験を踏まえて、警備員についてお話していきたいと思います。
施設警備員で年収400万だった記事はこちらです。
「警備員で年収400万くらいは可能だという話」
警備員の年収が低いと思われている理由
警備員の年収が低いって何所から来ているのでしょう?
- 誰にでも出来る仕事
- 若い人が働いていない
- なんか嫌
最後のは偏見ですが、概ね上記のようなイメージがあると思います。警備員に良いイメージを持っている人はほとんどいないでしょう。私も警備員として働いていましたが、特に警備員に良いイメージは持ちません。
ですが、イメージだけで稼げない職種と思うのは、少し早計です。これからお金の話について深堀していきます。
基本給+手当が基本
警備員の求人を見て頂くと分かると思いますが、基本給20万以上のところはほとんど無いです。警備の求人で基本給が20万超えているものは、総合職や営業など、直接現場と関りのない職種でしょう。
基本給はとても低い警備員ですが、その分手当が付きます。 営業手当や技術手当などもありますが、警備員はほとんどの場合、警務職手当というものが付いています。
また、基本的に施設警備は24時間体制です。契約先にもよりますが、24時間警備して、施設の安全を守る必要があるからです。
24時間警備する必要があるということは、夜勤があります。察しの良い方はお気付きかと思いますが、警備員は深夜手当が日常的に発生するのです。
夜勤は手当てがたくさん付くのでおいしい
警備員は普通に働いているだけで手当てがプラスされていくおいしい職種です。
施設警備で夜勤だけの現場はあまり見たことがありません。たくさん稼ぎたい人は、シフト作成者に夜勤を多めに入れてもらうように頼むと良いです。年齢が上がるにつれて、夜勤は厳しくなってくるようで、夜勤を積極的にやりたがる人ってあまりいません。
日勤VS夜勤。どっちが良いのか?
結論から言うと、個人的には断然夜勤がおすすめです。先にも書きましたが、手当てがたくさん付くというのも理由の一つです。ですが、それ以外にも日勤よりも夜勤をおすすめする理由があります。
夜勤がおすすめな理由
夜勤がおすすめな理由の前に、警備員が一番忙しいのはどんな時でしょう?
- 火災や救急対応
- 不審者・不審物の発見
- 事案発生
警備員が一番忙しい時は、上記のような何か起きた時です。
施設を管理しなければならない警備員にとって、非日常的な出来事は全て異常が発生したことになります。施設内で走り回っている者、いきなり大声で歌いだす者など、警備員をやっていると色々な人と遭遇しますが、これらを放っておくわけにはいきません。
逆に言えば、変な人に遭遇しなければ全く警備員が忙しくなるようなことはありません。
人がいるところに事案は起きる
結局は、全て人が原因です。
何か悪さを働こうとする者、無断で敷地に入り込もうとする者、禁止行為を平然と行う者など、人が大勢いるところでは必ず事案が起こります。
体感ですが100人いれば1人2人は、悪い事を考えている人がいます。
当たり前ですが、大抵の人は日中に活動して夜は自宅で過ごすでしょう。つまり、昼間の時間は人が大勢いるため、事案が起こりやすいのです。
日勤は割に合いません
私が警備員だった頃は、日勤が嫌いでした。「手当も付かないし、事案は起こるし、働き損だなぁ」と思っていました。
人の少ない場所であったり、そもそも関係者以外立ち入ることが出来ない施設等であれば良いですが、一般客が普通に入れる施設では、何かと事案が起こることが多いです。
些細なことから大きなことまで、事案の程度は様々です。
ですが、出来ることなら自分の負担を少なくして稼げる方が良いはずです。警備員として働くのであれば、人の出入りや不特定多数の人の出入りが可能なのかも、事前に調べておくと良いでしょう。