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警備員に将来性は無いけど需要はあるよ

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どうも、きゃわです。3年ほど施設警備員として働いていたことがあります。

結論はタイトルの通りです。

ぶっちゃけ警備員に将来性はありません。全く無いというと語弊がありますが、ほとんど無いと思っています。

今回は警備員の将来性と需要について深堀していきます。

そもそも将来性のある仕事ではありません

顔を隠す少女

ぶっちゃけ警備の仕事は誰でもできます。

現場配属時に研修はありますが、1ヶ月も経てば大体の業務は何となく理解し、3ヶ月も経つと問題なくこなせるようになります。

私もそうでしたし、私の後に現場に入ってきた人達もほとんどがそんな感じです。

現役の方には申し訳ないのですが、個人的に誰でも出来る仕事に将来性は無いです。

だって中学生でも出来る仕事を大人がやったところで何の付加価値も生まれないからです。

入社3ヶ月目でも入社10年目でもやる仕事は変わらない

警備の仕事はルーチンワークです。

社歴にどれだけ差があったとしても、行う仕事は基本変わりません。

役職クラスになると少し仕事が変わってきますが、基本的には全員一緒の業務を交代して行うのです。

仕事に差が出るとしたら品質

誰でも出来て仕事だといいましたが、正確に業務を行えるかは別問題です。

警備業界の良くある誤解として、誰でも出来て楽そうだというイメージがありますが、正確に業務を行うのはとても難しいです。

例えば受付時の対応なども、場合によっては細かく分岐する時もあります。

Aというテナント宛の業者にはカードを貸し出すが、Bというテナント宛の業者にはカードの貸し出しは必要ないなど(これはあくまでも例ですが)、細かく分かれている場合があります。

また対応が分からないから「とりあえずカードを貸し出しとけばいいか・・・」という対応は後々問題になることもあります。契約先からクレームをもらえばもちろん自分の責任になりますので、その場その場で臨機応変に対応していくことが重要です。

将来性は薄いが需要だけはある

ステップアップしていく様

前半部分で将来性が無いという話をしましたが、需要はめちゃくちゃあります。

おかしな話なのですが、誰でも出来る仕事なのに人が集まらないという状態になっているのが今の警備業界です。

日本の人口減少に加え不人気業界故の需要増大

需要がある理由は下記2つです。

  1. 人口減少で人が来ない
  2. そもそも警備業界に人気が無い

これから日本は人が減っていくので、仕事が減ると思いきや、逆に仕事が多くて回らない状態になっています。

また警備業界自体に魅力を感じて入社してくる人は少ないです。

ぶっちゃけ私も前職で酷くメンタルをやられてしまったので楽そうな警備員になったのがきっかけでした。20代の若者も入社してきますが、みんなあまり上を目指そう見たいな上昇志向みたいなものは持ち合わせていないですね。どちらかというと、「現状維持で生活できればいいか・・・」くらいな人たちが多いです。

残業も合わせればそこそこ稼げます

ですが警備業界は思っていた以上に稼げます。

年収400万くらいであれば可能ですし、残業を増やしてもらえば更に上を目指すことも可能です。

ですが残業を増やしすぎると月に1日しか休みが無い、という状態になりかねないので、あまりおすすめはしません。

警備員の年収については下記2つを参考にしてみてください。

警備員としてのキャリアアップはあまりおすすめできない

最後に警備員のキャリアアップについて触れておきますが、将来性が無いというのは、たとえ警備員として順当にキャリアを積んでもせいぜい現場の隊長レベルが限界だからです。

隊長というのは現場の一番偉い人の事です。

もちろん上の人の目に留まって警備員から本社勤務に移れる可能性もなくは無いですが、一握りの人たちだけです。

それ以外の人は全員現場で淡々と警備の仕事を繰り返すだけです。

警備の仕事だとスキルを磨くにも限界があり、正直資格取得ぐらいしかないです。

「警備のスキルを活かしてこういうことをしました!」というのがとても難しい職業です。これからの働き方としては自分で何か価値を生み出していかないと、生き残っていくのは難しいと思うのです。

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