自分の歌を録音した時に、プロの歌い方と比べて、下手すぎて絶望したことはありませんか?
私は何度もあります。
現在進行形で、自分の歌声を改善し続けていますが、プロの歌い方と比べていくうちに、分かったことが1つだけあります。
それは素人の歌い方は、ダサいということです。
ダサいとはどういうことなのかを、まとめていきたいと思います。
歌い方がダサいとは?
私が自分の歌声を録音し続けて分かった、ダサい歌い方を下記にまとめてみます。
- 音程を合わせることに集中しすぎて、歌詞が疎かになっている
- 歌詞が聴き手に伝わらない
- 発音が曖昧
- 歌詞の意味を理解していない
4つ挙げてみました。
全て違うことを挙げているようにみえますが、4つすべてに共通するのは、聴き手に歌詞が伝わらないということです。
高い声の出し方ですとか、安定した声の出し方などは、追々付いてくる技術です。
歌う時にまずやらなければいけないのは、どのようにすれば聴き手に伝わるのかを考えることです。
過去の私を振り返ると、発音が曖昧だったり、言葉を変なところで区切ってしまったりしていました。
当然ですが、言葉を途中で区切ってしまえば、文章として成り立たなくなってしまいます。
究極的に言えば、歌は朗読です。
まず歌詞をしっかりと読めるようにならなければなりません。
歌詞を朗読できるようになってから、音程をつける練習を始めればよいのです。
私は長年ボイストレーニングばかりしていて、歌詞を読むという観点が欠如していました。
とにかくプロの歌声と比較し続けることが重要
歌詞をしっかりと朗読できるようになったら、ひたすら録音して、プロの歌声と比較しましょう。
私も色々な方法を試しましたが、自分の声とプロの声を比較するのが、一番問題点を洗い出せます。
比較するときは、以下に注意すると良いです。
- 声を響かせる位置(鼻・口・喉など)
- 発音の仕方
- 口の開き方
3つの注意点について、軽く説明しておきます。
声を響かせる位置とは、どれだけ鼻にかけるのか、もしくは喉を開いて太い声にするのかなどです。
声を当てる位置を変えるだけで、声質はかなり変わります。
また、発音や口の開き方は歌手によって異なることが多いです。
私はたくさんの歌手をコピーしてきました。
ですが、発音は人によって様々です。
口を大きく開けて発音する人もいれば、自然な口の開き方で、発音する人もいます。
また、詳しくは触れませんが、言葉には子音と母音があります。
同じ「あ」という発音でも、「え」に近い「あ」を発音するような歌手もいます。
上記は、ほんの一例ですが、色々な歌手を分析してみると面白いと思います。