歌う時に息漏れしてしまうと、声に強さが無くなり、弱弱しい歌声になってしまいます。
私も、元々の声質が柔らかいので、息漏れしないように気を付けて歌っています。
今回は、私がボイストレーニングをしていく過程で見つけた、息漏れしないための歌い方を紹介していきます。
声帯を閉じる
息漏れするということは、声帯が上手く閉じられていないということです。
初めは、声帯を閉じる感覚を身につけるのが難しいかもしれません。
ですが、声帯を閉じる方法は比較的簡単です。
やり方は、喉を狭めるようにして歌うことです。
上手く声帯を閉じることができると、強くて張りのある声を出すことができます。
声帯閉鎖について詳しく知りたい人は、こちらの記事からどうぞ。
「これができればプロの歌声に!?声帯閉鎖のやり方まとめ」
息の量を減らす
息漏れした声で歌っていると、なかなか声量が稼げないことがあります。
声量が稼げないと、歌に迫力が無かったり、弱弱しい歌になったりしてしまいます。
確かに、息の量を増やせば増やすほど、声は大きくなります。
ですが、あまりにも息の量が多すぎると、声帯に負荷がかかりすぎて、上手く声帯が閉じられなくなってしまうのです。
例えば、上記のような扉があるとします。
初めは扉はしっかりと閉まっていましたが、強い風が吹いたために、扉が開いてしまったとしましょう。
扉を声帯、矢印を息の量と考えてみると、分かりやすいでしょう。
つまり、息の量が強すぎるために、声帯が耐え切れない状態になっているのです。
息の量が強すぎる人は、思い切って息の量を減らしてみましょう。
特に、歌う時に大きな声を出そうという意識が強い人は、息の量が多くなりがちです。
いつもよりも、息の量を減らすことで、声帯を閉じることができるはずです。
声を響かせる感覚を身につける
上手く声帯を閉じる感覚を身につけたとしても、初めのうちは大きい声を出すことはできません。
というのも、声を増幅する器官が、十分に機能していないからです。
一般的に、声を増幅する場所は、喉、口、鼻の3つに分類されます。
先ほども申し上げましたが、声量は息の量で稼いではいけません。
上記の、喉、口、鼻で声を響かせるのです。
ですが、初めのうちは声を響かせる感覚を身につけるのが難しいでしょう。
感覚的なものなので、一概には言えませんが、イメージとしては、声を遠くに飛ばすようにすることです。
声を遠くに飛ばすイメージで、響かせてみましょう。
声を響かせる感覚を身につけるには、時間がかかります。
上手くできないからといって、息の量を増やしてはいけません。
息の量を増やしてしまうと、また声帯が上手く閉じられなくなってしまいます。
根気よく続けていれば、必ず身につけることができます。
毎日少しずつでもいいので、歌いながら練習してみましょう。