どうも、きゃわです。ボイトレ続けて10年以上経ちます。歌が好きなオタクです。
皆さんは、高音にいくにつれて地声で歌うのがきつくなってしまう事がありませんかね。
上記は別におかしな事ではないですし、高音域を普段の話し声と変わらない地声で歌っている人がいたら、それは相当発声が良いかオク下で歌っているかのどちらかです。
地声風で歌うとは
まず地声風の定義をしておくと、「地声っぽい裏声」です。
裏声なんですが地声のように聞こえる声という事です。
地声成分を残しつつ裏声で歌う
高音域を地声で歌えない原因としては、地声と裏声のバランスが悪いからです。
地声と裏声のバランスを調整する前に、地声と裏声について下記で再確認しておきます。
- 地声 – 息漏れの無い声。声>息の状態。
- 裏声 – 息っぽい声。声<息の状態。
私は地声と裏声を上記のように定義していまして、裏声になるにつれて声よりも息の成分が多くなってくるイメージです。
そして地声風で歌うためには、地声と裏声を上手くミックスする必要があります。
例えばですが低音発声時は地声:裏声=7:3で、高音発声時は地声:裏声=3:7にしてあげるのです。
高音にいくにつれて地声での発声は厳しくなりますので、上記のような地声風の発声が有効です。
簡単にまとめると地声=10や裏声=10みたいな発声だと、上手く歌えないという事です。
地声と裏声をミックスできるようになると様々な声色を作れる
地声と裏声を混ぜることをミックスボイスと言いますが、地声風の声とはこのミックスボイスの事です。
私の場合元々息っぽい裏声寄りの話し声だったので、ちょっと喉に力を入れて息漏れをなくしてあげるだけで、ミックスボイスを習得出来ました。
私は色々とネットや書籍などで発声関連の知識を漁っていますが、普段から地声成分が多めの声の人だと、裏声を地声に混ぜるのが難しいようです。
上記に関しては私は経験がないので、上手くアドバイスができないのですが、一度完全な裏声を作ってから地声を混ぜていくという練習方法が良いのではないかと思います。
そもそも裏声ができないという人は、フクロウの真似をしてみましょう。「ホー、ホー」と毎日何回か口ずさむだけでも良いと思います。
何となく裏声ができるようになったら「ホー、ホー」と発声している時に、少し喉に力を入れて息漏れを無くしていきましょう。
この時喉をきつく締めすぎると地声100%の発声になってしまいますので、注意して下さい。
上手く地声と裏声をミックスできるようになったら、地声と裏声の比率を変えて歌ってみましょう。
上記が自在にできるようになるとかなりの上級者でして、それを歌に昇華できると表現力がめちゃくちゃ増します。
歌詞に合わせて裏声成分多めで歌ってみたり、サビは地声成分多めで歌ってみたりと、1曲を通して様々な歌い方ができるようになります。