どうも、麻雀歴10年のきゃわ@icosoyamaです。
スクショなどを貼って良いのか分からないため証拠が提示できませんが、ネット麻雀では過去に天鳳で7段、現在は雀魂をメインにやっていて200戦ちょっとで雀豪になれました。
リアルの麻雀はたまに打つくらいでして、300戦くらいやって平均順位が2.43くらいです。
ぶっちゃけ、私はめちゃくちゃ強いというわけではありませんが、セット麻雀でいつも負けている人やフリー麻雀で今一つ勝ち越せない人は、参考になるはずです。
点数計算や牌効率なんて分からなくても強い人は強い件
私がいつも麻雀を打っている面子に、点数計算は分からないけど普通に強い人がいます。
ぶっちゃけ、点数計算なんてのは最後のオーラスでの条件の時に必要になるくらいで、必要ない時の方が多いですよね。
なので、「点数計算ができる=麻雀が強い」ではありません。
上記と同じで、牌効率に関しても、できるに越したことはありませんが、ちょっとくらい牌効率が悪くても強い人は強いです。
麻雀の強い人のほとんどは押し引きが明確です
個人的に押し引きが明確だと思う人は、佐々木寿人プロや元プロの堀内正人さんですね。
2人とも東風戦の雀荘で働いていたそうなので、押しが強いんですよね。
東風戦の場合局数が少ないので、役牌のみの1000点みたいな手でもリーチに対して押さなければいけない場面があります。
もちろん、所詮1000点の手なので全ツッパするのは厳しいですが、ある程度の無筋はプッシュする度胸が必要です。
何かのインタビュー記事で見たのですが、佐々木プロはごちゃごちゃ考えずにこの手はここまで押すというのを決めて麻雀をしているそうです。
例えば相手からリーチがかかって自分の手がイーシャンテンの場合、残っている筋の本数を数え放銃率を計算することで、リーチに対してどの程度まで押せるか判断することができます。
ですが、おそらく佐々木プロの場合、上記のような確率論的な考え方ではなく、「この手は満貫が見えるから絶対にオリない」とか「良形のイーシャンテンだけどドラがないから終盤になったらオリる」などと自分で押し引きのラインを決めているように思えます。
ぶっちゃけ、上記はかなり経験と感覚に基づいた打ち方なので、真似するのは困難です。
全てを真似するのは難しいですが、例えば「満貫以上の手は絶対にオリない」というようなルールを1つ作り実践しつつ成績を管理していけば、そのルールが良いのか悪いのかを判断できるはずです。
麻雀は正解がめちゃくちゃ分かりづらいゲームです
麻雀の実力向上が難しいのは、自分の打ち方が合っているのかどうかを判断するのが難しいからです。
麻雀で勝っている時って、そこまで自分の打牌に疑問を持たないのですが、負けている時は、いつも通り打っていても自分の打ち方が合っているのか疑問に思ってしまう時があります。
例えば、親の3巡目リーチに対して自分の手は満貫が見えるイーシャンテンだったとします。
相手の先制リーチに対しては基本的にオリですが、3巡目リーチの場合、安牌がないため満貫のイーシャンテンだったら押した方が良いはずです。
ですが、一発目に切った七筒で放銃したとします。
その時に、放銃したからもう少し通りそうな牌を切ってオリれば良かったと反省するのは間違いです。
ここでは詳しい状況は設定していませんが、通常3巡目の親のリーチに対して無筋の七筒で放銃する確率なんておそらく10%もないはずです。
90%の確率で無筋の牌が通るのならば、勝負する価値はあるはずです。
「放銃=間違い」という認識は、結果論的な考えです。
例えば、自分が3面張の先制リーチをかけたとしても、場に2枚切れのカンチャン待ちリーチに追っかけられて負けてしまうこともあります。
自分のアガリ牌が6枚山にいたとしても、牌のツモ順次第で1枚山のカンチャン待ちに負けてしまう可能性があるのです。
ですが、だからといって3面張の先制リーチをかけないなんてナンセンスですよね。
なので、たとえ3面張リーチが愚形リーチに負けたとしても、特に気にする必要はありません。
むしろ、リーチをかけたことが間違いだったと思ってしまうことこそが、間違いなのです。
押して放銃したからといって間違いではない場合もあります
先程も言いましたが、「放銃=間違い」という認識が間違いでして、押すべきところで押せない人は押せないことが間違いです。
麻雀においては、どれだけ良さそうな待ちでもたった1枚しか残っていない待ちに負けてしまうこともあるゲームなので、プロセスを重視すべきです。
私は、よく多井隆晴プロのYouTubeチャンネルで麻雀の勉強をしていまして、多井プロいわく「麻雀はプロセスが大事」だそうです。
牌譜検証の動画を見ると、よく「結果はどうでもいいや、プロセスが大事だから」と言っています。
2022年現在、Mリーグで一番勝っている人が言うのですから、麻雀は結果よりもプロセスが大事なのは間違いないはずです。
要は、正しいプロセスを踏んで放銃したのであれば気にする必要はないということです。
逆にオリて放銃しなかったからといって正解ではない場合もあります
逆のパターンもありますよね。
3巡目の相手からの先制リーチに対して、満貫のイーシャンテンで全く危険牌を押さないのはかなり引きすぎなはずです。
仮に、それで放銃を回避できたとしてもプロセス重視の考え方からすると、その打ち方は間違いなんですよね。
押し引きは数値で目安化できます
おしえて!科学する麻雀
様々な数値に関しては上記の本が非常に役に立ちまして、押し引きもある程度数値で判断可能です。
例えば、卓内の面子にも依りますが、親のリーチの平均打点は8000~10000点くらいに収まることが多いです。
平均打点が分かれば、自分が子で聴牌した時に、相手の点数を考慮しながら押し引きができるはずです。
例えば、自分の待ちに自信があれば、2000点の手で押すのもありですし、愚形で場に2枚切れの待ちだったら、5200点の手でオリても良いかもしれません。
上記のように、自分の打点と待ちの良さと相手の打点を考慮すれば、自分の手がどれくらい押す価値があるのかを判断できるはずです。
数値化できない部分での押し引き
全て数値ができれば良いですが、数値で判断するのが難しい場合もあります。
例えば、3巡目などの早い巡目にリーチがきたときの押し引きなどです。
基本的に聴牌していない場合はオリが優位なのですが、だからといって、自分がドラドラの手で安牌が全くない状況からオリるのはかなり難しいですし、高打点が見込める手の機会損失に繋がります。
あくまで例えばですが、安牌がないのであれば、自分の手がリャンシャンテンでも押していくという判断もありです。
どうせ安牌がないのだから、真っ直ぐ手を進めた方がマシという判断です。
なんというか、押しても引いても得か損か分からない場合というのが麻雀では多々発生します。
実際には、押しても損だし引いても損な場合もあるはずです。
上記のような時に、どちらも損な選択だけどまだマシな方を選択できるようになると、さらに麻雀が強くなるはずです。