人の顔

高音で息漏れしてしまう人がやりがちな失敗

  • 2020年5月25日
  • 2021年5月31日
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どうも、きゃわ@icosoyamaです。私は歌のトレーニングを独学で10年以上続けています。

今回は高音発声時の息の使い方について説明していこうと思うのですが、高音を出そうとすると声を出すのがつらくなって裏声に切り替えて息が漏れしまう場合ってありますよね。

高音時に限らずですが息が漏れてしまうと声が弱く聞こえてしまうので、マイク乗りが悪くなってしまうんですよね。

強い声を出すために高音発声時にも息漏れしない方法について、詳しく解説していきますね。

息漏れした声と息を混ぜた声は全く別の事象です

呼吸

まず高音発声時に息が漏れてしまうのと、息を混ぜて高音を発声するのは全く別のことなんですよね。

イメージとしては息漏れは声帯を閉じようとしているのですが、高音時の圧力に声帯が耐え切れずに声帯が上手く閉じられず、声帯が開いてしまい空気が漏れてしまうのです。

逆に息を混ぜるというのは、高音発声時に意図的に声帯を少し開いて声に息を混ぜてあることです。

結論から言うと、高音発声時には少し息を混ぜてあげる必要があるのです。おそらく高音発声時に息漏れしてしまう人は、意識的に声に息を混ぜるという感覚が欠如しているのだと思います。

息漏れしてしまうのは声帯が声の圧力に耐えきれなくなるからです

確かに歌う時には声帯閉鎖という技術がありまして、声帯をぴったり閉じた方が強い声が出せるんですよね。声帯閉鎖は歌う時には重要な技術なので、声帯閉鎖をしながら歌うというのは間違いではないです。

一応声帯閉鎖についての記事も置いておきますね。
声帯閉鎖ができないのは息漏れしすぎているからです
これができればプロの歌声に!?声帯閉鎖のやり方まとめ

低音を出す時であれば、声帯をぴったりと閉じた方が声が出しやすいのですが、中音~高音域にかけては、声帯をぴったり閉じて発声するのは難しいんですよね。

中音や高音域で声帯をぴったり閉じて完全に息漏れのない声を出そうとすると、声が裏返ったり上手く声が出なかったりすると思います。

高音で上手く声が出せずに息漏れしてしまう人は、おそらく低音を出す時と同じように声を出してしまっている可能性が高いです。

低音と同じように声帯をぴったり閉じた状態で高音を出すのはとても難しいので、本当は声帯を少し開けて息を混ぜてあげる必要があるのです。

高音発声時には声帯をガチガチに閉じるべきはないです

ただ声帯なんて意識して動かせないですよね。

ですので高音を出す時には結果的に息の混ざった声を出せれば良いのです。

まずは普通に声帯を閉じた状態で声を出してみて下さい。声帯を閉じるには軽く喉に力を入れる必要があると思います。喉の力を軽く緩めてみると、声に少しだけ息が混ざると思います。

喉の力を緩めすぎると息の量が多くなってしまいますので注意して下さいね。ポイントは、ほんの少し息を混ぜるイメージです。

低音から高音になるにつれて息の量を多くしていくと、高音がめちゃくちゃ楽に出せるようになります。

ぶっちゃけ息を混ぜるということは、息漏れした声を出すということです。ですがガチガチに声帯を閉じたまま高音を出そうとすると、声帯が耐え切れずに瞬間的に開いてしまい、本当に息だけのような高音になってしまうんですよね。

ですので高音発声時には極力息漏れの少ない声を出すイメージで声を出すと良いです。

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