呼吸

声が通らない人は声の密度を高めると良い話

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どうも、きゃわです。

私の昔話になりますが、よく会話の途中で相手に聞き返されることがありました。

自分の中では、大きな声で話しているつもりなのですが相手には聞こえていないことが、多々ありました。

私が長年ボイストレーニングをしていく過程で声について分かってきたことがありますので、紹介したいと思います。

声が通らないのはおそらく声が小さいからではないです

顔を覆う少女

声が通らないという現象は声が小さいということも関係しているかもしれませんが、おそらく声が小さいから声が通らないという人はそこまで多くないと思っています。

これから声が通るとはどういうことなのかをちょっと説明してきますね。

声の密度を高めることが重要です

大事なのは声の密度です。

声が通らない原因は声の成分が足りないからなのです。おそらく声が通らない人は声を出した時に、声よりも息の割合の方が多くなってしまっているのだと思うのです。

声の密度を高めればそこまで大きな声を出さなくても、相手に自分の声を届けることは簡単なんです。

声の密度を高めるには極力息漏れのない声を目指すと良いです。声の密度を高める具体的な方法としては、息漏れしない声を出すために、声帯閉鎖という技術があるのです。

声帯閉鎖について詳しく知りたい人は「声帯閉鎖ができないのは息漏れしすぎているからです」を参考にして欲しいのですが、声帯閉鎖を簡単に説明すると喉に少し力を入れて息漏れしないような声を出すことです。

通る声とはよく響く声のことです

声帯閉鎖も大事なのですが声は響かせると、より遠くに声が通るようになります。

個人的に「通る声=響く声」だと思っています。

声を響かせるポイントは大きく分けて喉、口、鼻の3つあります。

それぞれの役割を説明しておくと、喉に響かせると厚みのある声になり、口に響かせると地声感が増したような声になります。そして鼻に響かせると明るく通る声になるのです。

鼻声の人って、声が通るというか声がベタッとしていますよね。鼻声の人で声が通らない人っていないと思います。

声を通らせることだけを考えるのであれば、鼻に響かせるのが一番手っ取り早いです。ですが鼻に響かせすぎると、鼻声になって子供っぽいというか甘ったるい声になってしまいます。

個人的には声は喉にだけ響かせておけば良いと思います。なぜかというと、喉に響かせれば自然に口や鼻にも響くからです。無理に鼻だけに響かせようとすると、逆に薄ぺっらい声になりますので注意しましょう。

喉は一番声帯に近い部分なので、声の元を喉で響かせて増幅させてやれば、喉での響きを保ったまま口や鼻まで響きを持っていってくれるのです。

メンタルが声を小さくしている可能性もあります

水辺に座り込む人

ここからは少しおまけなのですが、単純に声が小さいという場合もあるのです。実は私は人との関わりが苦手で、他人と話す時に単純に声が小さくなってしまう時期がありました。

人それぞれきっかけはあると思うのですが、過去のトラウマとかが声を小さくしてしまう場合もあるんですよね。

声は相手に伝わるくらい大きくて大丈夫です

当たり前のことですが、声は相手に伝わらなければ意味がありません。

メンタル的に声が小さくなってしまっている人は、他人というか周りに気を遣いすぎなのです。

逆に考えてみて欲しいのですが、他の人同士が話している時って別にそこまで気にならないですよね。それは私たちにも言えることなのです。私たちが他の誰と話していようが、周りの人はそこまで気にしていないんですよ。

普通で良いのです。普通に大きな声で話していれば何の問題もないのです。

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