今回は、これから歌が上手くなりたい方、真剣に歌手になりたい方、どなたでもお勧めできる理論書をご紹介したいと思います。
ボイトレ用の実践書ではなく、理論書です。
今回紹介するのは、あくまで理論書です。
ボイトレ用のCDなどは付属しておりませんのでご注意ください。
それではさっそく紹介していきたいと思います。
こちらになります。
初めにも言いましたが、こちらは理論書となります。
ボイトレ用のCDなどは付属していません。
読むだけで参考になる
私個人の話になりますが、10年以上ボイストレーニングを続けています。
私の所有しているボイトレ用の教材は、現在2つほど。
そちらの教材にも多少理論的な部分も書かれています。
ですが、あくまでボイトレを円滑に行うための、補助的で最低限の説明のみです。(ボイトレ用の教材なので、当たり前ですが)
ですが、10年以上ボイトレを行ってきて、感覚的には分かっているけれど、実際声の出し方を言葉に出して説明するのは難しいです。
そんななか、本書を購入しました。
声の出し方、当て方。歌が上手くなるための練習法の紹介。
声の出し方から、高い音低い音のを出す際の、声の当て方。
歌が上手くなるための練習法。歌のスタイルを習得することの重要性から、ライブ本番における、ステージ上のアクションまで、幅広い範囲を網羅しています。
歌が上手くなるには理論も重要
歌が上手くなるには、ボイストレーニングをすることが最重要です。
ですが、やみくもにボイトレを続けてのどを鍛えても、それを活かすための知識やテクニックを知らなければ、意味がありません。
例えば声質は良い。声もよく伸びる。
ただ発音が悪くて何を言っているのか分からない人。友達とカラオケに行くと、たまにそういった人っていますよね。
発音の仕方を知らなければ、自分の発音を直すことはできません。
ましてや自分の声を知らない人に、自分の歌い方を改善することはできません。
ボイトレだけすればいいものでもない
ボイトレは自分の声のポテンシャルあげるためのものです。
RPGで例えてみると、自分の声のステータスを上げるために、ボイトレをします。
ボイトレをすると、自分の声を強化できるポイントがもらえます。
ポイントをもらった後に、そのポイントを各ステータスに割り振らなければなりません。
ステータスにポイントを割り振ることで、歌が上手くなります。
歌に行き詰まりを感じている方は、ステータスの割り振りが上手くできていない場合が多い気がします。
本当に歌が上手くなるためには
ポイントを稼ぐことが、ボイトレだといいました。
それではポイントをステータスを割り振るとは、どういうことでしょうか?
今回紹介した本にも書かれていますが、歌のうまさとは、
歌のうまさ=歌唱力+歌唱スタイル
と言っています。
歌唱力はボイトレで鍛えられるものだと思ってください。
となると、歌唱スタイルがポイントをステータスに割り振る、ということになりそうです。
歌唱スタイルとは
歌唱スタイルとは簡単に言うと、歌い方のことです。
歌のジャンルにはさまざまあります。
ポップス、ロック、ジャズ、クラシックなどなど
かなり大雑把に挙げました。
細かく分けるともっと分けられますが、ここでは割愛します。
例えばロックの歌い方を想像してみてください。
想像できましたか?
ロックな曲を歌うアーティストって、がなり声やシャウト。
かなり激しめの歌い方をしますよね。
次にクラシックを歌うアーティスト。
厳かな感じというか、あまり声を色付けせずに、純粋な声質のみで歌うようなイメージでしょうか。
このように、歌唱スタイルとは、ジャンルによって歌い方を変えることです。
つまり、歌をうまく歌いたかったら、曲のジャンルによって歌い方を変える必要があります。
歌が上手くなるには歌唱スタイルの習得も必須
ここまで読んでいただいた方には、歌唱スタイルの重要性が理解していただけたと思います。
歌唱力を鍛えるにはボイトレ。
歌唱スタイルを鍛えるには、どのような練習をすればよいでしょうか?
答えは簡単です。
物真似です。
既にその曲のジャンルに精通している歌手がいるのですから、その方の歌い方を真似すればいいのです。
物真似で歌が上手くなるのか
私も最初は半信半疑でした。
ですが歌い方は確実に変わります。
物真似をすると歌い方の引き出しが増えます。
その歌手独特の言い回しだったり、音の取り方だったりを真似することで、自分が歌っているときに、「ここはあの歌手みたいな言い回しで歌ったほうが良いかな?」となります。
この歌い方の引き出しを増やすことが、歌唱スタイルを鍛えるということです。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
最後になりますが、もし歌の上達で悩んでいるのであれば、闇雲にボイトレするのではなく、一度理論に立ち返ってみてはいかがでしょうか?
それはまた~