自分の歌を録音した時に、「カラオケぽっさが抜けない」や「プロの歌声と比べると何かが違う気がする」と思ったことはありませんか?
ただ正確に音程に沿っているだけでは、なかなか上手く歌うことはできません。
今回は、私が長年ボイストレーニングしていく過程で分かったことをまとめていきます。
カラオケ臭さを無くす簡単な方法
カラオケっぽく歌ってしまう人の特徴として挙げられるのは下記のとおりです。
- 音程を追うのに必死
- 棒読み
- とにかく大きい声を出そうとする
- 歌詞をあまり理解していない
音感やリズム感などは、ある程度トレーニングを積むことで解消することができます。
効果的な練習方法としては、ボイストレーニングが良いでしょう。
関連記事ボイストレーニングのやり方をまとめた記事を、こちらに置いておきます。
「ボイトレの練習法が分からない人のためのおすすめ本」
「歌手になりたいなら1冊は持っておきたいおすすめ参考書」
ボイストレーニングがどうしてもできない人は、歌手の物真似をすると良いです。
物真似は、上手い人の技術を真似ることができ、なおかつ曲も覚えることができますので、一石二鳥です。
技術的な部分は、上達まで時間がかかりますので、今回は即効性のあるテクニックの話をしていきます。
カラオケの画面の文字は追わない方が良い
まず、画面に表示される文字は追わない方が良いです。
文字を追ったほうが、歌いやすいという人もいるでしょうが、文字の流れる速さに自分の歌い方を合わせてしまうと、棒読みになってしまうことが多いです。
棒読みになってしまう人は、画面の文字は一瞥するくらいで、なるべく画面を見ずに歌うようにしましょう。
採点を入れる場合は、音程バーは見ないようにする
カラオケの機能として、採点機能というものがあります。
とても面白い機能です。
音程や声の安定性などを、可視化してくれますので、自分の歌を客観的に評価することができます。
ですが、採点に気を取られてしまい、自分の歌がおろそかになってはいけません。
歌唱中に画面の上部に表示される音程バーを、意識しすぎないようにしましょう。
歌唱力の上達には時間はかかりますが、感情を入れることは誰にでもできます
歌唱力の向上には、最低でも3ヶ月はかかるでしょう。
この3ヶ月という数字は、私が実際にボイストレーニングを始めて、自分の歌が上手くなったと実感した期間です。
歌う時には、歌唱力ともう一つ大事な要素があります。
それは、感情移入です。
人間には、誰しも感情が備わっています。
プロの歌手は、歌い方で感情を表現しているのです。
我々素人が歌で感情を表現することは、とても難しいです。
ですが、感情移入することならばできます。
歌詞の意味を正しく理解し、その歌詞に沿った気持ちで歌えば良いのです。
歌詞の意味を理解することは、素人の私達でもできることです。
自分の歌おうとする曲が、どういったストーリーになっているのか、どういった視点で描かれているのかなど、自分なりに歌詞を分析してみましょう。
そして分析した歌詞を元に、歌いながら感情を込めてみましょう。
感情表現が難しい場合は、演技でも良いので歌詞の通りに感情表現してみましょう。
歌というのは、ただ音程やリズムに合わせて歌えば良いというものではありません。
歌詞の意味を正しく理解して、感情表現することにより、あなたの歌は劇的に変化するはずです。