どうも、きゃわです。
会話しているとよく聞き返されることってありませんか?
私も昔はよく聞き返されていました。
初めは声の大きさが原因と思っていたのですが、大きな声を出しても聞き返されるので、悩んでいました。
普段はボイストレーニングの記事を書いていますが、今回は日常会話の声の出し方について触れていきたいと思います。
この記事は、よく日常会話で聞き返される人や相手に内容が伝わらない人向けです。
聞き返される原因を探そう
声が伝わらない原因は大きく分けて2つあります。
1つ目は、滑舌が悪くて伝わらない場合です。
そして2つ目は、声が通りにくい場合です。
今回はこの2つに焦点を当てて、改善方法をご紹介したいと思います。
滑舌に原因がある場合
皆さんは滑舌が悪いとは、どういう状態か分かりますか?
滑舌が悪い人にも2パターンあります。
1つ目は、話すのが速くて聞き取れないタイプです。
そして2つ目は、もごもご言っていて何を言っているのか、分からないタイプです。
1つ目の話すのが速すぎる人は、自覚症状がない場合が多いです。
話を簡潔に終わらそうとするあまり無意識のうちに、話す速度が上がってしまうのです。
よく外国人の方が「日本人はとても早口だ」、と言っていますが他の言語に比べると、日本人の発音はとても曖昧で速すぎるのです。
発音の話は次でしますが、話すのが速すぎる人は、少し速度を落としてみましょう。
イメージはアナウンサーくらいの速度が良いです。
次に2つ目の、もごもご言っているタイプです。
もごもご言っている人は、発音が曖昧過ぎるのです。
子音と母音をしっかりと分けて発音してみましょう。
子音と母音について母音:「a」「i」「u」「e」「o」
子音:「Ka」←母音の前につく音「K」
上記が、簡単に説明したものです。
母音は、「あ」「い」「う」「え」「お」のことで、子音は母音の前につく音のことです。
ほとんどの場合、子音を上手く発音できていないことが多いです。
例えば「か」を発音する場合、子音と母音に分けると、「Ka」となります。
「か」と発音するときに、「K」と「a」を完全に分けて発音し欲しいのです。発音してみると、「くぁ」みたいになると思います。初めはそのくらい大げさで構いませんので、子音と母音を意識して発音してみてください。
声が通らない場合
続いて声が通らない人です。
過去の私も声が通らない人間で、大きな声を出しても、なかなか伝わらないことが多くありました。
声が通らない人は、地声が弱いもしくは裏声で話している可能性が高いです。
女性に多いのですが、響きが頭の方にある人は注意が必要です。
女性は無意識のうちに、女性らしい声を出そうとするため、高い声を出そうとします。
ここは歌う時の話とも絡んでくるのですが、高い声を出すときは、響きを上の方に持ってくると、とても出しやすくなります。高い声で話している人は無意識のうちに、声を頭の方にもってきていることが多いです。
頭の方に響きを持ってくることを、頭声といいます。
そのため、日本人女性のほとんどは、頭声と言われています。
頭声が悪いというわけではなく、頭声の発声だと、声が通りにくい人がいるというところが問題です。
通る声を作るには、声帯の接触率を高めよう
声帯の話を少ししますが声というのは、高くなるにつれて声帯の接触率が悪くなります。
声帯は一般的に接触している表面積が多いほど、響きをよく含む声になるといわれています。響きをよく含む声とは、通りやすい声と解釈していただいて構いません。
上記を踏まえると声帯の接触率を上げれば、声の通りが良くなるということです。
声帯の接触率を上げる一番簡単な方法は、普段話している声よりも、低い音で話すことです。低い声を出すことによって、響きが下の方に行くため、より声帯の接触率が高まります。
男性は、低い声で話すことに抵抗はあまりないかもしれません。
ですが女性の場合、低い声で話すことに抵抗を持つ人もいるでしょう。
低い声で話したくない場合は、頭ではなく鼻に響きを持ってくるようにしましょう。
イメージするのは、鼻の詰まったような甘ったるい声を出す人です。
あそこまで甘ったるい声を出すと、他人に不快に思われる可能性もあるので、なるべく声を出すときには、鼻からも息を通してあげるようにしましょう。
少し難しいかもしれませんが、話すときに口と鼻両方から、息を出す感覚です。
鼻から息が出ていれば、甘ったるい声にはなりません。
甘ったるい声とは、鼻から全く息が出ていない声のことです。鼻の中に息を閉じ込めてしまうので、とても詰まったように聞こえてくるのです。
周りを気にしすぎて声が出ない場合もあります
最後にメンタル的な側面なのですが、周りの人を気にしすぎて自分の声が小さくなってしまう場合があるんですよね。私がそうだったんですが、自分が話している時に自分に注目が集まるのが嫌なので、どうしても小さい声になってしまい聞き返されるということがよくありました。
会話は相手とのコミュニケーションです。相手に伝わるくらい大きな声で大丈夫です
周りを気にしすぎてしまう人は一度逆に考えてみて欲しいのです。
例えば誰でも良いのですが、みなさんの友人や会社の同僚などが自分以外の他の誰かと話している時って、会話の内容にも依りますが、別に話していること自体は何とも思わないですよね。
であれば自分が話している時も、別に周りの他の人たちはそこまで私たちのことを気にしていないんですよ。それに相手に声が伝わらないとそもそもコミュニケーションが取れませんからね。相手と会話する時には、むしろ大きい声で伝わるように話して良いのです。
まとめ
いかがでしたか。
自分の話していることが、相手に伝わらないと、とてもつらい気持ちになります。
しかし、少し工夫することで声を改善することはできます。
明日から使えるテクニックですので、ぜひ試してみてください!