どうも、きゃわです。私は独学で歌のトレーニングを10年以上続けています。今回は歌う時の癖について話していこうと思います。
自分では気持ちよく歌っているつもりでも、他の人が聴くと、変な歌い方になっていることがあります。
自分の歌い方が変かどうかは、なかなか気づきにくいものです。
私は長年歌い方の研究をしていますが、自分の歌い方を客観的に見るのは難しいです。
自分の歌い方を確かめる方法は、実際に録音したものを聞くと良いです。
録音しても自分で判断がつかない人は、以下に変な歌い方が癖になっている人の特徴をまとめておくので、参考にしてみて下さい。
1.良い声を出そうとしすぎて喉に力が入りすぎている
一番多いパターンです。良い声を出すために、喉に過剰な力を入れてしまうのは良くないです。
良い声を出すためには、喉に適度に力を入れる必要があります。プロの歌手のような声を出すには、一朝一夕では出せません。
ですが、無理矢理プロのような強い声を出そうとするあまり、喉に力を入れてしまうケースが多いように思います。
初めは、力を抜くことから始めましょう。
矛盾するようですが、力を入れすぎてしまう人は、力を抜いて発声することを意識した方が良いです。
どれだけ力を抜いても、声を出す時には無意識的に喉に力が入ります。喉にわずかな力を加えるだけで、声は出せるのです。
力を抜いた状態で出た声が、自分の本当の声なのです。初めは納得のいく声ではないかもしれませんが、その声を活かしていくことが重要です。
なぜなら、自分と同じ声を持っている人は、この世に存在しないからです。
変に力を入れて声を出すよりも、自分本来の声を活かす方向で考えてみましょう。
2.憧れの歌手の物真似になっている
私もよくカラオケに行く機会がありますが、物真似になってしまう人は多いです。せっかく良い声を持っていても、歌い方が物真似になってしまっては、とてももったいないです。
物真似になってしまう人は、歌う時に憧れの歌手を頭に思い浮かべながら歌っていることが多いです。歌手を思い浮かべながら歌ってしまうと、その歌手に寄せた歌い方になってしまいます。
歌う時は、音程だけを頭に思い浮かべるのがコツです。
ピアノやギターなど、何でも良いので、自分の身近な楽器の音で音程を再現してみましょう。
上記を実践することで、物真似歌唱から脱却できるでしょう。
3.音程に気を取られて歌詞が曖昧
歌詞をしっかりと発音しない人は、とても損をしています。
音程も取れていて、声も素晴らしいのに、何を言っているのか分からなければ、そもそも歌として成立しません。
歌う時に、歌詞は疎かにしがちです。
ですが歌詞をしっかりと伝えてこそ、人は感動するのです。
歌詞には必ず意味がありますし、歌う時には、その意味を考えて表現しなければなりません。
音程に言葉がついているのではなく、言葉に音程がついているのです。優先順位としては、言葉>音程です。
歌詞が曖昧になってしまう人は、歌詞の朗読をおすすめします。私も最近自分の練習に取り入れていますが、なかなか難しいです。
言葉だけで人に訴えかけるような朗読をしなければなりません。
実際にやってみれば、一つ一つの言葉の意味を表現するのが、とても難しいというのが分かると思います。