今回は、これから歯列矯正を始めようと思っている方向けの記事になります。
歯列矯正を始めるまでの流れを紹介できればと思います。
歯列矯正の9ステップ

STEP1:歯医者選び
まずは、歯医者を選びです。
矯正するにあたって、どの歯医者で治療を受けるのかは非常に重要です。
まず矯正は、普通の虫歯の治療などと違って特殊な治療を行います。
ですが、矯正治療は歯科医であれば誰でも行うことができます。
最終的にはご自身の判断で歯医者を選ぶことになりますが、一応歯医者を選ぶ目安がありますので、これから説明します。
日本臨床矯正歯科医会によると、
- 認定医:日本矯正歯科学会の会員で、3~5年の教育と研修を終了し、専門知識と技術の試験を合格したもの。約2500人しかいない。
- 専門医:認定医の中でも、さらに高いレベルの認定を受けたもの。約300人しかいない。
できることなら、矯正の知識と技術の有る先生に診てもらいたいですよね?
私個人の基準になってしまいますが、最低でも認定医レベルの歯科医に診てもらうことを強くおすすめします。
日本矯正歯科学会のHPから認定医と専門医の歯医者を調べられますので活用してみてください。
STEP2:初診
次は、実際に歯科医に自分の歯の状況を見てもらいます。
初めに言っておきますが、いきなり歯列矯正は始まりません。
まずは、矯正にかかる費用、抜歯の必要性、どのくらいの年月がかかるのか、などの説明を受けます。
注意歯列矯正は、年単位で時間をかけて行います。個人差はありますが、2年間ぐらいは矯正装置をつけなくてはなりません。
STEP3:精密検査
ここでは、歯の写真を実際に撮影したりレントゲンを撮ったりします。
大体費用は3万円くらいです。歯医者によって若干異なるとは思いますが、、、
STEP4:検査結果を聞く、契約する
検査結果が出るまでに大体2週間くらいかかります。
ここで、自分の歯の状態を調べどのように矯正していくかの説明を受けます。
また、歯列矯正にはいくつか種類があります。
一番オーソドックスなものは、メタルというものです。
歯の表面にくっつける銀色の装置のことです。
皆さんも一度は見たことがあると思います。
このほかにも色が目立たない白っぽいものもあります。
また、普通は歯の表側に矯正装置を付けるのですが、裏側につけることも可能です。
矯正していることを人に知られたくないという方は、裏側矯正することも可能です。
しかし、裏側矯正は表側に比べて費用が掛かります。
歯医者によって異なりますが、大体表側矯正が60万円、裏側矯正は100万円くらいです。
STEP5:抜歯する
抜歯に関しては、する必要がない場合もあります。
しかし、日本人は骨格上抜歯が必要となる場合が多いです。
また、抜歯はある程度大きな病院でないとできない場合があります。
実際に、歯列矯正を受ける歯医者から紹介を受けて、別の大学病院などに抜歯をしに行くというケースもあります。
抜歯後の痛みや生活への影響ですが、私の場合、上の歯2本と下の歯2本を抜きましたが特に不便なことはありませんでした。
抜歯する歯というのも決まっているらしく、前から数えて4番目の歯になります。
犬歯の隣の歯です。
STEP6:矯正装置を付ける準備をする
矯正装置をつけるには、装置を取り付けるためにある程度歯と歯の間に隙間を作る必要があります。
全部の歯の隙間を開けるわけではありません。
奥歯に、装置を取り付けるの隙間を空けるために詰め物をします。
STEP7:矯正装置取り付け
ここまできてやっと矯正装置を取り付けます。
最初は結構痛いです。
個人差はあると思いますが、私は食べ物が噛めないくらい痛かったです。
また、矯正装置と口内が接触するため、口内炎が常にできます。
もちろん1~2か月もすると慣れてくるのですが、慣れるまでは大変です。
STEP8:矯正装置取り外し、リテーナー着用
個人差はありますが、大体2年ぐらい矯正装置は着用する必要があります。
取り外して終わりではなく、今度はリテーナーというマウスピースのようなものをします。
これは、矯正装置で動かした歯を保定するためのものです。
矯正して歯を動かして終わりではありません。
2年かけて動かした歯でも、矯正する前の歯並びに後戻りしてしまうのです。
後戻りを防ぐために、リテーナーを着用する必要があります。
基本的には、食事の時以外常時着用となります。
このリテーナーも、1~2年は着用しなければなりません。
STEP9:リテーナー終了、定期健診
リテーナーも終了すると、完全に矯正自体は終了となります。
今後は、3か月に一回定期健診など、担当医の指示に従って後戻りなどがないか検診してもらいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私も歯列矯正経験者で、大人になってから矯正しましたが問題なく矯正することができています。
もし、歯列矯正を悩んでいる方がいれば当記事がお役に立てれば幸いです。
ではまた~