無線をする警備員

警備員による巡回とは?巡回時気を付けるべきポイントについて

無線をする警備員

どうも、きゃわです。過去に大きめの施設で施設警備員として3年程働いていた経験があります。

これから警備員になろうと思っている方や現役警備員の方に向けて、巡回時のポイントをまとめていきます。

巡回とは?

考える男性

巡回とはどういった業務かというと、施設内を見て回り異常がないかどうか確認する業務です。

ただ見て回れば良いという訳ではなく、不審者などがいないか施設の破損がないかなど隅々まで見て回る必要があります。

異常を発見したら即連絡。異常がなくても隅々まで確認

もし巡回中に異常を発見したらまずは防災センター(各種防災機器を管理しているところ)や警備室などに常駐している自分の上司に報告しましょう。

例えば人が倒れている、大声を出している人がいるなどですね。

上記のような直ぐに対応しなければならない事案はまず連絡を入れましょう。

連絡後、救急対応であれば直ぐに傷病者の状況を確認する必要がありますが、不審者対応の場合は危険が伴う場合もありますので、応援が来るまでとりあえず近くで待機する場合もあります。

ただ巡回中に緊急の異常が発生することはまれです。

ほとんどの巡回は異常なく終わると思います。

ですがたとえ異常がなさそうなところでも必ず隅々まで巡回を行うようにしましょう

建物の死角になっている場所で人が倒れているかもしれませんし、重大な施設破損が見つかる可能性もあるからです。

緊急を要する事案の場合は必ず応援を呼ぶこと

私が警備員をしていた頃に、巡回中に禁煙スペースでタバコを吸っている人を注意することが良くありました。

大抵の場合は注意すれば大人しく聞いてくれますが、たまにこちらに突っかかってくる人もいます。

「偉そうに注意するな」ですとか「禁煙なんてどこにも書いてないだろ」というようなことを言ってくると思いますが、そういった場合は相手の言い分をよく聞き、クレームにさせないことが重要です。

上記のような場合に下手に反論してしまうとクレームになってしまい、契約先に迷惑がかかるため仕事だと思ってグッと堪えましょう。

一人で対応できれば良いのですが、相手が興奮して少しでも危ないと思ったら応援を呼んでしまって大丈夫です。

または声をかける前に防災センターや警備室に連絡を入れておくのもありですね。監視カメラで見える場所であればモニタリングしてくれるので、危険を察知して応援に来てくれるかもしれません。

巡回時に気を付けるポイント

両手でバツ印をする女性

巡回時に気を付けるポイントを下記に3つまとめました。

1.自分の身を守る

巡回時に一番大事なのは自分の身を守ることです。

施設警備では夜間や早朝の巡回もあるのですが、仮眠前や仮眠明けの巡回は眠気が酷く注意が散漫になることが良くあります。

現に私も警備員時代にウトウトしながら巡回していた時に、階段から足を滑らせて少し怪我をしたことがあります。軽傷で済んだので良かったのですが、一歩間違えると大事故に繋がりますので巡回中は焦らず少し休みながらでも良いので、慎重に行いましょう。

もちろん上記だけでなく不審者対応などの場合は、相手が危険物を持っていることを想定して立ち回る必要があります。

相手に近づきすぎず適正な距離を保ちつつ相手の動向をうかがいましょう。

2.お客様の通行の妨げにならないようにする

日中、人が多い場所を巡回する時には特に気をつけなければなりません。

お客様の通行の妨げにならないように巡回するのは結構難しいです。やはり巡回をしていると、仕事なのでとりあえず早く終わらせたいという気持ちが先行してしまい、お客様の間を縫って行ってしまいたいのですが、とても危険です。

通行量が多い場所は一旦立ち止まり落ち着くまで待つのがベターです。

ほとんどの場合、巡回時間は多めに設定されていますのでそこまで焦らずとも時間内に終わらせることができます。

もしお客様にぶつかってクレームにでもなったら結構面倒なことになります。警備員はクレームを受けやすい仕事ですが、自分からクレームを受けるような真似をする必要はありません。

3.気になったら即確認、または巡回後に報告する

当たり前のことですが、気になったことは即確認してOKです。

緊急性がなければ巡回後に上司に報告でも問題ありません。

緊急性のないものとは例えば、施設の壁の塗装が少し剥げている場所を発見した場合などですね。

施設破損ではありますがそこまで緊急性はないので、事後報告で問題ないです。

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