ビアノを弾いている

カラオケでは原曲キーで歌えない人は自分に合うキーを探すと良いです

ビアノを弾いている

どうも、きゃわです。

突然ですが、カラオケの原曲キーって高くないですか?

実際歌ってみると、高くて歌えなかったという経験は誰でもあると思います。私の場合、キーを下げるのはなんだか負けた気がして嫌だったので、ずっと原曲キーに拘っていた時期がありました。

ですが、今では原曲キーに拘るのは自分の歌の魅力を引き出せていない可能性があると思うようになりました。私が原曲キーに拘ると良くないと思う理由は以下の通りです。

  • 人によって出せる音域が違うのに無理矢理原曲キーに合わせるのはそもそもおかしい
  • 自分が一番伸び伸び出せる音域で歌ったほうが上手く聴こえる

中には原曲キーにこだわる人もいますが、人によって音域は違うので、自分の音域で上手く聴かせられた方が絶対に良いと思います。

原曲キーで歌えない原因は?

歌う女性

そもそも原曲キーとは何でしょうか?

原曲キーとは、
「その曲を歌っている歌手のキー」のことです。歌手のキーに曲を合わせています。

曲に合わせて、歌手がキーを調整しているわけではありません。

例えば、低音が魅力な福山雅治さん。

もちろん高い音もそれはそれで魅力的ですが、福山さんの曲は大体キーが低めに設定されていますよね。

プロの歌手でさえ、自分の歌いやすいキーで歌っています。ですので素人の私たちも当然、キー変更をすべきでしょう。

キー変更の目安

悩んでいる人のイラスト

キー設定は、性別やその人の音域によって変わりますが、ある程度の目安がありますので紹介します。

キー設定の目安①ちょっと高い曲や低い曲の場合
±4くらいで調整。

②異性の曲を歌う場合
+4~+5音を上げて、そのキーで歌うか、オク下で歌う。

順番に説明していきます。

説明を聞くのが面倒な方は、キー設定の目安だけ覚えていただければ大丈夫です。

まず①番の、ちょっと高い・低い曲の場合ですが、その際は、±4ぐらいで変更してもらうとちょうどよくなります。

曲の最高音と最低音を調整すれば、問題なく歌えるはずです。

続いて②番の異性の曲を歌う場合。

男性と女性の場合で少し違います。その前に、男性と女性の平均音域について触れておこうと思います。

男女の平均音域

鍵盤のイラスト(男性の平均音域)
男性の平均音域
鍵盤のイラスト(女性の平均音域)
女性の平均音域

男性の平均音域は大体、mid1A~mid2G

女性の平均音域は大体、mid1F~hiDになります。

簡単に読み方の説明をしておきます。

mid1やhiというのは、音の高さを分けたものです。

図の方が分かりやすいと思うので、参考にしてください。

鍵盤のイラスト(音階解説図)
音域図

「A~G」「ドレミファソラシド」のことです。

ただ「A」=「ラ」になりますので注意してください。

POINT「C」=「ド」~B=「シ」になるので、注意。
「A・B・C・D・E・F・G」「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ」になります。

分からなくなったら上の鍵盤をチェック。

男女の平均音域から見るキー設定

男女の平均音域については、分かってもらえたと思います。

②番目の「異性の曲を歌う場合」について、もう少し深く説明したいと思います。

先ほどの図で見ていきましょう。

鍵盤イラスト(男女比較)
男女の平均音域比較

男女の音域差は、最低音で8個。最高音で7個離れています。

カラオケのキー調整は半音ずつ調整できるので、半音ずつ数えています

ですので男性が女性曲に合わせる場合、-8くらいで調整すると、平均音域に収まります。

女性が男性曲合わせる場合は、その逆の+8くらいでちょうどよくなるはずです。

これでもいいのですが、±8くらいで変更すると、曲の雰囲気が、完全に別の曲になってしまいます。

それともう1つ±8で調整すべきでない理由があって、男女の平均音域と実際にプロの歌手がリリースしている曲の平均音域にはズレがあります。

J-POPの楽曲の平均音域を調査したサイトがありましたので、そちらを参考にして比較していきましょう。

鍵盤イラスト(プロ男女歌手比較)
J-POP曲の平均音域比較

最高音・最低音ともに、5個離れています。5個・・・この5個という数字。 どこかで出てきましたね。

そうです。

最初に異性の曲を歌う場合は、+4~+5の範囲で調整するといいました。+4~+5というのは、実際にリリースされている曲を基準にしています。

少しまとめておきましょう。

まとめ女性が男性曲を歌う場合
→+4~+5上げて、そのまま歌う。

男性が女性曲を歌う場合
→+4~+5上げて、オク下で歌う。

ちなみにオク下とは、1オクターブ下げて歌うことです。

女性のキー設定 

まず、男女の平均音域と曲の平均音域をまとめてみます。

鍵盤イラスト(男女平均音域混合)
男女平均音域混合

女性の場合から見ていきましょう。

女性が男性曲を歌う場合、図を見るとJ-POPの平均男性音域は、mid1D~hiAになります。

一般女性の平均音域が、mid1F~hiDです。

そのまま歌うと、最低音が低すぎて歌えないでしょう。

+5上げてやると、mid1G~hiDになります。

このくらいなら、女性の平均音域に入るので、何とか歌えそうですね。

男性のキー設定

鍵盤イラスト(男女平均音域混合)
男女平均音域混合

男性の場合は、少し工夫する必要があります。

女性の方が最高音が高いため、単純に女性曲のキーを下げると、-8個下げなくてはなりません。

これでは、曲の雰囲気が損なわれてしまいますね。

少し工夫してみましょう。

まず先ほどと同様、女性曲を+5上げてみます。音域は、「mid2C~hiG」になります。

これでは最高音が高すぎて出ません。

オク下ならどうでしょうか?

1オクターブ下げると、「mid1C~mid2G」になりました。

男性の出せる音域が「mid1A~mid2G」なので、オク下なら歌えそうです。

自分に合うキーを見つけて最高のカラオケライフを

野原に立つ女性

今回は、あくまでも一般的なキー変更のやり方です。

人によって音域は違いますので、自分の最低音・最高音を知ることが大切です。

色々なキー変更を試して、自分の音域を調べてみると良いです。

自分のキーに合った音程で歌ったほうが聴いている方も上手いと感じる

また、どうしても原曲キーで歌いたいという人もいるかもしれませんが、自分の音域に合ったキーで調整した方が、結果的には上手く歌えます。

自分が出しやすい音域とそうじゃない音域で歌った場合は、当然自分の出しやすい音域で歌ったほうが、声が出しやすいからです。

プロのような高音が出したいと思うあまりついつい原曲キーに拘ってしまうことがありますが、元々声が低いのに高音で勝負するのは、あまり得策とは思えません。

客観的に良く思われたいのであれば、自分の出しやすい音域をよく理解して、キー調整することが重要です。

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