歌っているときに、苦しくて声が出なくなった経験はありませんか?
もちろん、高音域の曲で歌うのが苦しい時もありますが、正しい発声で歌えていれば、声が出なくなるほど苦しくなることはありません。
今回は、私が長年ボイストレーニングをしてきて分かった、楽な発声の仕方をまとめていきます。
喉で歌おうとする感覚は間違い
初めに言っておきますが、過剰に喉に力を入れて歌うのは止めましょう。
誤解して頂きたくないのが、声を発するときに、最低限喉に力は入ります。
感覚としては、自分が普段話している地声が綺麗に出るくらいの力の入れ方です。
喉に過剰な力を加えると、普段出している声よりも、太い声を出すことはできるのですが、喉に力を入れた状態で、1曲歌いきるのは厳しいでしょう。
喉から強い声を出そうとすると苦しくなる
声は声帯が振動して発せられるものです。
喉から声が出ていると言えるでしょう。
ですが、不必要に喉に力を入れて歌おうとすると、苦しくなってしまいます。
歌っている方も苦しいのですが、聴いている方も、苦しそうに聴こえています。
歌う時に使用する強い声は、喉に力を入れて出すものではないのです。
歌う時に大切なのは響き
歌う時に意識するのは、響かせ方です。
喉に意識が向いている人は、今すぐ止めた方が良いです。
200m先くらいの人まで、声を届けるつもりで歌いましょう。
声を遠くに飛ばす意識を持つだけで、今までの歌と格段に違いが出るはずです。
もう少し響きについて補足すると、自分の顔の前面からビームを発射するイメージで、歌うと良いです。
騙されたと思って一度、試してみてください。